ヤシオマスってなんだ!?刺身で食べる絶品トラウト!!!熟成の日数によって味は変わるのか、実食レポート!!
ヤシオマス。
…それはすべての管釣り師のあこがれ。
数多のブランドトラウトの始まりにして頂点。
唯一にして至高。
管釣りトラウト界のトップオブトップ。
それがヤシオマスなのであります。
…さて、大上段から始まりましたKTC。
今回は発光路の森フィッシングエリアでゲットしたヤシオマスの調理編となります。
これの調理編です。
釣行編はこちらの記事をどうぞ!!
いつもと違ってやや畏まり、かつ上品にお届けしておりますのはブランドトラウト界の女王ことヤシオマス女王陛下に敬意を払っているからこそなのであります。
Contents
ヤシオマスってなんだ!?
さて、まずは恐れ多くもヤシオマス様をご存知でない方のためにヤシオマスについて軽くご紹介をば。
ヤシオマス様はニジマスの品種改良によって生まれた
非常に大型に成長するタイプのトラウトです。
発光森の森のスタッフさん曰くこのサイズ(48cm)で若干2歳とのこと…!
ヤシオマスについて調べると「三倍体」というキーワードをよく目にします。
ざっくりいうと三倍体とは生殖能力が無い代わりにより大きく成長するように改良されたお魚のこと。
タマゴに使う栄養を身に回せる分、安定して美味しい肉質を保ち続けられる、という理屈のようです。
また、詳しい事情はわかりませんが、三倍体はすべて雌(メス)とのこと。
つまりヤシオマスにオスはいません。
ゆえに女王。
これこそが「クイーンヤシオマス」と呼ばれる(※誰も呼んでない)所以なんですね。
そしてなんといってもヤシオマスはとにかく美味しいことで有名。
その美味しさは某有名フランス料理店も採用するほどのクオリティ、ともっぱらの噂なのであります。
・・・・・・そんなヤシオマス様がついに我が家にやってきました。
・・・・・・これは期待せずにおられましょうか、否!
自称トラウト料理研究家としての血が湧きたち踊り狂っているのであります!!!
早速調理!!…の前に下処理&熟成だ!!!
・・・さて、少し興奮してしまいましたが、落ち着いて調理に入りたいと思います。
・・・・・・が、その前にいつものごとくヤシオマスをより美味しく頂く為の下処理&熟成をしたいと思います。
釣り場で内臓、頭、尻尾、鱗を処理し神経締めも終えてきたのでこの状態からスタートです。
まずは三枚おろし・・・・・・
皮に一本切れ込みを入れてー
一太刀で卸す!!!
はぁー・・・・・・
なんてキレイな赤身なんでしょう・・・・・・!!!
そしてここ
胸ビレ周辺のカマトロ部分は最高級部位。
ここは絶対にムダにしないために始めに切り分けておきましょう。
腹骨を薄ーくすいて・・・・・・
薄ーく…
腹骨の下の身はいわゆるトロ部分(ちょー美味しい)なので慎重に、薄ーく腹骨を除去しましょう。
さらに中骨を毛抜きで丁寧に抜いていきます。
(コツはピッと抜くのではなくジワーッとです。)
じわーっと抜く。
ここはひじょーにめんどくさい作業ですが、この作業をすることによって大きいお刺身を切り出すことができますので、面倒臭がらずにやることを強くお勧めします。
中骨が入っている部分をごっそり包丁で切ってしまう、という方法もあるんですが、貴重な身まで一緒に削ぎ落としてしまいます。
ヤシオマス様に対してそのようなことは恐れ多くて出来ませんので、素直に苦行を受け入れてせっせと中骨を抜きましょう。
ちなみに、
「中骨」を抜くには、こういった感じの
業務用の「専用骨抜き」があるとひっじょーーーーーに便利なので、
持っていない方には是非使ってみることをオススメします!!
※4寸「関東型」がオススメです!!!
「骨抜き」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
椅子に座って好きな音楽でも聴きながらやると案外楽しいものですよ。
涙の跡には虹が出る。
…美味しいヤシオマスの刺身はもうすぐそこです。
皮を引いて…
適度なサイズに切り分けたらキッチンペーパーに包み・・・・・・
ジップロックに入れて冷蔵庫へ!!!
ここから熟成開始です!!
今回はヤシオマスをお刺身で食べ尽くしたいと思います!!
…しかし、ただ食べるだけでは能がないので熟成日数経過に応じて食べてレポートしたいと思います!!
ちなみに…
トラウトって生で食べて平気なの…?
と思った方はこちらの記事をどうぞ!
熟成0日経過(1日目)
さて、下処理も終わったので、冷蔵庫にしまって熟成を待ちましょう。
・・・・・・と思いましたが、あまりにも美味しそうなのでちょっとつまみ食い。
・・・・もとい、熟成0日の実食です!
贅沢にカマトロ部分を・・・・・・
丁寧に切り分けて・・・・・・と。
いただきまーす。
・・・・・・!!!
うっま!!!!
なんじゃこれ!!!!
・・・・おっと、取り乱しました…。
上品な旨味と甘みのある脂身。
しかしながら、前回実食レビューをした練馬サーモンと比べるとサーモン感はそれほど感じません。
サーモン独特の風味 というか 鼻に抜ける香り というんでしょうか。
ヤシオマスはいい意味でそれらをあまり感じないクセのない味わいです。
それでいて旨味はたっぷり・・・・・・。
熟成0日でこの旨味・・・・・・。
ヤシオマス・・・・・・恐ろしい子・・・・・・!!!
熟成1日経過(2日目):
さて、一日冷蔵庫で熟成を経たヤシオマスがこちら。
見た目はそんなに変わりませんね。
早速切り出して・・・・・・
いただきまーす!!!
・・・・・・あぁ、うっまい!!!!
癖のない味わいと旨味は健在。
それに加え1日の熟成を経て、適度に身から水分が抜けてしっとりした舌触りに変化した気がします。
熟成3日経過(4日目):
さて、さらに2日間、冷蔵庫内での熟成を続け3日が経過しました。
身の様子は・・・・・・
少し縮んだでしょうか・・・・・・?
熟成度と鮮度のバランス的に考えて、おそらく一番美味しいタイミングと思われる4日目。
気合いを入れてヤシオマスのお造りを作っていきます。
薄ーく切って・・・・・・
皿に並べて・・・・・・
こんな感じ!!
じゃーん!
相変わらず中心部の薔薇盛りは失敗。
ぐちゃっとした感じになりましたが、まぁ良しとしましょう。
…ちなみに、お刺身の切り出しには、
こんなかんじの「刺身包丁(柳刃)」が一本あると非常に便利です。
刺身包丁(柳刃)は刃渡りが長く、刺身の切り出しに特化した包丁。
使うだけで、お刺身の見た目だけでなく、味も格段にアップするので、
錆びにくいステンレス製:
より切れ味を求める方は鋼製を:
※刃渡り20cm以上のものを選びましょう!!
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…ということで、
早速実食・・・・・・!!!
・・・・・・あぁ!!!
あーーーーーー!!!!!
コレはあかん!!!
うますぎるやつやーーーーーー!!!!
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畏まった上品設定もどこ吹く風。
思わず謎の関西弁が飛び出るほどの旨さです。
トロッとした食感と舌触り。
噛むほどに滲むように出てくる旨味は408clubのドナスチ以上。
高級魚のタイやヒラメと比べても全く遜色ありません。
…それでいて生臭さは一切無し!!!
私と一緒に数多のトラウトを食してきた奥さん曰く、
これは美味しいね。今までの魚で一番だね。
…とのこと。
酢飯の上に乗っけてヤシオマス丼にもしていただきます。
白髪ネギものせて…
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・
…うまーーーーい!!!
ついでに発光路で釣った ヤマメ、ニジマスと一緒に塩焼きも作ってみました。
いい感じに焼けてます・・・・・・!
これもうまーーーい!!!
っていうかヤマメの塩焼きめっちゃ美味しいな…
あっという間に完食!!!
…ご馳走様でした。
おまけ:
次の日に余った切り身でヤシオマスのピザトーストも作ってみました。
これをトーストして…
ケチャップにも合う!!!
ちなみに、今回のヤシオマスは栃木県にある管理釣り場「発光路の森フィッシングエリア」さんで釣ったものです。
釣行編はこちらの記事をどうぞ!!
さぁ、皆様も管釣りでヤシオマスをゲット&Let’sヤシオマス料理!!!
管釣りってなんだ!?的おすすめ魚捌きグッズ
骨抜き:
※4寸「関東型」が取り扱いやすくてオススメです!!!
刺身包丁(柳刃):
錆びにくいステンレス製:
より切れ味を求める方は鋼製を:
※刃渡り20cm以上のものを選びましょう!!
この記事に興味がある方はこちらの記事も是非どうぞ!!!
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