掛け調子・乗せ調子ってなんだ!?【ファーストテーパー・レギュラーテーパーとは】
突然ですが、
皆さんの「竿の調子」はどんな感じですか?
さ、竿の調子///
突然なにをいってんだ?
ブログの路線変更か…?
…ブログの路線変更ではありません。
・・・・竿っていうのはもちろん、釣竿(ロッド)の話です。
さて、釣りの世界で「調子」といえば「釣竿の特徴」のことを表します。
「テーパー」なんて言い方もしますね。
ということで今回は竿の調子(テーパー)とはなんなのか?
そして、よく聞く「掛け調子」、「乗せ調子」っていったいなんなのか?
そんな内容です、どうかお付き合いよろしくお願いします。
Contents
ファーストテーパー・レギュラーテーパー・レギュラーファーストテーパーってなんだ?
…さて、
調子=テーパーというのは
簡単に言えば、その竿がどのあたりから曲がるのか?ということで
は?
…ちょっとよくわかんないです。
…そうですよね、図で説明します。
まず、①「ファーストテーパー(ファストテーパー)」
※バット(胴部分)が太く、ティップ(竿先)に掛けて急に細くなる物。
伝われー…!!!
そして②「スローテーパー」
※バット(胴部分)からティップ(竿先)に掛けて太さがあまり変化しない物
つ、伝われー…!!!
竿のどのあたりから曲がるのか というのは上の図の通り。
これをロッドの操作性として大まかに分類すると
①を「ファーストテーパー(ファストテーパー=先調子)」
②を「スローテーパー(胴調子)」
なんて呼んだりします。
…さらに、
「ファーストテーパー」と「スローテーパー」の中間位は「レギュラーテーパー」。
…さらにさらに「レギュラーテーパー」の中でも少しファーストテーパー寄りなものを「レギュラーファーストテーパー」
…等々、
…そして、なんでこんな差があるのかといえばもちろん、
どこから曲がるのか
トラウト用のロッドはそのアクション・特徴・使い勝手によって
「掛け調子」
とか
「乗せ調子」
とか呼ばれることがあります。
掛け調子(≒ファーストテーパー)ってなんだ!?
ここでいう ”掛け” というのは
”掛ける”
=自ら魚を掛けにいく!
=繊細にアタリを感じて、積極的に自らフッキングをしていく
という意味です。
掛けの釣りはいわば攻めの釣り。
アクティブフィッシングです。
そして掛け調子とは
こういったスタイルにマッチした竿の調子ということです。
では、掛けのスタイルにはどんな特徴の竿が合っているのか。
一般的には…、
・ファーストテーパー(先調子)
・比較的固めでハリがある
・チューブラーティップ=中身が空洞になっているティップ(竿先)
こんな竿が良いとされています。
ファーストテーパーの竿は竿先だけが曲がるので、小さなアタリで
また、少し硬めの竿のすることで、フッキングの際の反応、伝達ス
というわけですね。
掛けの釣りで大事なのは
まず
・どれだけ小さいアタリを感じ取ることができるか、
そして
・アタリがあってからフッキングをどれだけ早くすることができるか。
アタリがあってからフッキングをするまでは 0.何秒 という世界ですから、竿の硬さやテーパーなんて些細な差でも釣果には大きく影響してくるのです。
釣り具メーカーさんはそういった追求を日々しているというわけですね。
…頭が下がります。
また、掛けの釣りではなるべく伸びない素材のライン=フロロカーボンや
↑のPEラインはオレンジ60cm + ブラック10cmの繰り返しのカラーリング
とにかく視認性が抜群のPEラインでして、
PEラインで縦釣りをするならこれ以外考えられない、というレベルでマジでオススメなラインです。
値段は少し張りますが、PEラインは耐久性がバツグン。
なので、
一度巻いたらしばらく交換不要、と実は他の素材のラインと比べて相対的なコスパは高いのです。
私はこのPEラインに
↑のフロロカーボンラインをショックリーダーとして結束して使っています。
こちらもなかなかの高級ラインですが、
1回で使うショックリーダーの長さはせいぜい1.0m程度なので、30回分も使えると考えると実は高コスパ。
ショックリーダーの性能はアタリの感度にモロに影響するので思い切って最上級品を買うのが良いと個人的には思います。
…さて、閑話休題。
そして、そんな掛けの釣りに代表的存在といえば、「縦釣り」です。
縦釣りってなんだという方は以下のリンクから!
縦釣り?横釣り?管釣りのスタイルをご紹介!!養殖トラウトの本能・習性も解説!!!
縦釣りの場合、
小さなアタリを感じ取って、自らフッキングする動作が必要です。
ですが実際、アタリを感じてフッキングするのはかなりの慣れが必要です
しかし、自分で積極的にフッキングをしていくので ”釣れた” ではなく ”自分で釣った“ という 感覚を味わえるのが掛けの釣り(縦釣り)の醍醐味だとも言えるでし
掛け調子の竿で手頃なのは
アブガルシアのMassBeat Extreme (マスビート エクストリーム)MES-622Lあたり。
マスビートは値段の割に性能も良く、見た目もかっこいいですね。
少しお金に余裕のある方はネオスタイル の竿
バーティカルプロ 通称バチプロ なんてどうでしょう。
ちなみに掛け調子の竿にもデメリットはあります。
それは
掛け調子の竿はアタリを感じやすい反面、
アタリを弾きやすい=フッキングをせずとも勝手に魚が掛かってく
アタリを感じる ということはトラウトがルアーを引っ張っている=抵抗を感じてい
この抵抗は トラウトにとっては ”違和感 ”です。
違和感を感じたトラウトは一度くわえたルアーを口から離してしま
掛け調子の竿は硬く、竿先しか曲がりません(可動域が狭い)し、
アタリがあった瞬間にうまくフッキングができればいいのですが、
実際、掛け調子の竿で スプーンやクランクの巻きをしているとこのアタリを弾く という現象がかなり頻繁におきるのです・・・・。
じゃあ、どうしたらいいの?
…ということで次は”乗せ調子”の話です。
・・・・・・
なんか専門用語がいっぱいで疲れてきちゃった。
そんなあなた。
うさぎちゃんの画像でも見てちょっと休憩しましょう。
乗せ調子(≒レギュラーテーパー)ってなんだ!?
さて、うさぎちゃんに癒されたところで、
お次は「乗せ調子」のお話です。
”乗せ” というのは
”乗る ”
=魚が勝手に掛かってくれる
=フッキングなしで巻いているだけで魚が掛かる(いわゆるむこう
大雑把に言えばこういうことです。
そして乗せの釣りにマッチした竿の特徴は
・レギュラーテーパー〜スローテーパー
・比較的柔らかめで曲がりやすい
・ソリッドティップ=中身が詰まっているティップ(竿先)
大体こんな感じ。
乗せの釣りでつかうラインは伸びる素材のライン=ナイロン がベターと言われています。
私がよく使っているラインは↓
扱いやすく、ライントラブルも少ないVARIVASのナイロンラインです。150m巻きなので1000番台リールなら2回分使えるのでオススメです。
乗せの釣りで狙うのは向こうアワセ。
トラウトがルアーをくわえた後、そのまま走って自動的にフックが刺さる!
ルアーをくわえたあとそのまま走ってもらうためには、トラウトがルアーをくわえたときの違和感をす
柔らかめかつ、スローテーパーにすることによって、トラウトがル
乗せの釣りの代表といえば
スプーンの巻きの釣りや
クランクの巻きの釣り です。
特に私のオススメはクランク。
スプーンだとカウントダウンや巻くスピードに微妙なテクニックが必要となりますが、
クランクには難しいテクニックは不要。
ただ投げてゆっくり巻く、これだけです。
乗せの釣りの醍醐味は、リールを巻いている時に突然グググーーっ
力を抜いてリールを巻いているだけでいいので、私は疲れた時や、
あとはなんといっても放流直後。
スプーンを巻いている時にガツンとくる感触は最高ですね。
乗せ調子の竿で手頃なのは
同じくアブガルシアの
MassBeat Extreme (マスビート エクストリーム)MES-602XUL あたり。
もういっちょ!という方にはさらに上のグレードの「DPM Extreme DNES-622ULS -Extreme horizontal-」なんていかがでしょう。
Diplomat Extreme (ディプロマット エクストリーム)
ロッドのテーパー・調子まとめ
掛け調子と乗せ調子、どちらが良い!!ということではなく、釣り
ちなみに私は1年近く、”超掛け調子”の竿、バチプロ 一本で釣りをしてきましたが、
つい最近、ステラと一緒に”超乗せ調子”の竿を購入しました!!
Newロッドについてはまた別記事にしたいと思います。
追記:Newロッドの記事を書きましたのでこちらも是非!!
私と同じように、「脱初心者」を目指している方は、是非”竿の調子・テーパー”
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