頂鱒ってなんだ!?小さくても赤身!?ピンク身!?刺身で食べても美味しいブランドトラウトを大紹介!!
赤身。
赤身と聞いて皆様なにを思い浮かべるでしょうか。
やはりマグロ。
マグロの赤身でしょうか。
マグロの赤身といえば寿司ネタの定番の中の定番。
定番オブザ定番です。
しかし、菅釣り師ならば赤身と言われて思い浮かべるのはむしろこちらでしょう
サーモンピンク。
サーモン=ピンクのイメージが強いですが、
実はトラウトもサーモンも元は白身魚です。
そして当然ながら管釣りのメインターゲットであるトラウトたちも基本的には白身。
生まれたときから白身。
そのまま育っても基本的には白身です。
ですが、エサの甲殻類に含まれる「アスタキチンサン」を体に蓄えることによって身が徐々にピンク色になっていく、というわけらしいです。
自然界に存在するピンクちゃんたちは大体この理論でピンク化しているそう。
サケしかり、ロブスターしかり、フラミンゴしかり。
さて、
管釣りにおいてもある程度の大きさ(40cm以上くらい?)の大きさのトラウトを釣って、捌いてみるとその身がピンク色、赤身であることがしばしばあります。
ピンク色にあたったときのラッキー感は格別。
例えるならば・・・・
と思いましたが、ひたすら下ネタしか思い浮かばないので自重します。
ピンク身のトラウトは脂がのって非常においしい。
お刺身で食べれば、紛れもなく回転寿司のとろサーモンの味わいの逸品です。
ともかく、管釣り師にとっても赤身もとい、ピンク色は大好物なわけですね。
さて、そんな貴重なピンク身ですので、
管釣りでもあまりお目にかかることはできません。
そもそも40cmを超えるサイズのトラウト自体釣れる機会が少ないですから、必然的にピンク遭遇率も減るわけです。
管釣りでよく釣れる20cmー30cm程度のトラウトは白身ですからね。
・・・・・・が、しかしいる。
アベレージサイズ(20-30cm)でもピンク身を持ったトラウトが。
貴重なピンク身で管釣り師を喜ばせてくれるサービス精神満載のトラウト
それが頂鱒(いただき鱒・いただきマス)です。
いただきマス?
いただき鱒?
ダジャレか?
と思った方。
ということで、今回は釣って楽しい、食べて美味しいブランドトラウト「頂鱒」をご紹介!!!
Contents
頂鱒(いただき鱒・いただきマス)ってなんだ!?
良質で姿形がいいトラウトを掛け合わせ、品種改良で生まれたトラウト。
頂点を目指すマス
で
頂鱒 なんですね。
まさにエリートトラウトというわけです。
良質なエサを与えられて育てられる頂鱒ちゃん。
きっとこのエサにアスタキサンチンが含まれていて、
それが頂鱒のピンク身の秘密ではないか、、、とそう勝手に思っています。
頂鱒(赤身のニジマス)の見分け方
頂鱒は普通のニジマスと比べて腹ビレ 尻ビレがピンクがかっております。
身のピンク感がヒレにも表れている、というわけですね。
これが頂鱒(いただき鱒・いただきマス)で
うっすらピンク。
こっちが普通のニジマス。
黒ヒレ。
普通のニジマスはヒレが黒いですね。
ちなみに↑の写真のニジマスは46cmですが、白身でした。
一方頂鱒は30cm程度ですが、
↑写真の通りばっちりサーモンピンクのピンク身です。
頂鱒(いただき鱒・いただきマス)はサイズが小さくてもしっかりピンク身なんですね。
これからは
ニジマスが釣れたときは尻ビレ 腹ビレを凝視するようにしましょう。
合言葉は
「赤身のニジマスは尻ビレ 腹ビレがピンク」
ブランド鱒・頂鱒の食べ方…!!!
頂鱒(いただき鱒・いただきマス)の食べ方その①『頂鱒のお刺身』
赤身のトラウトといったらやっぱりこれ!!
管釣りのトラウトたちは完全養殖の箱入りトラウトですから、
頂鱒も例に漏れず安心して生食可、というわけですね。
お刺身の作り方、というか捌き方は以下の通りです。
釣りたての頂鱒ちゃん、内臓は釣り場の裁き場でだしましょう。
内臓は釣り場で。
頭を落としてー
3枚におろしてー
腹骨をすいてー
皮を引く(皮をひくのでうろこは取ってません)
さらに中骨を抜きましょう。
おなか側の真ん中の位置くらいに20本くらい入ってますので指で撫でるように触ってみましょう。
ピンセットや毛抜きがあると非常に便利です。
うまく抜かないと骨が途中で折れてしまったり、少しコツがいります。
ポイントはジワーっと力を入れて抜くこと。
ヒゲや鼻毛を抜くときは痛くないようにピッ!っと抜きますが、それと同じ感覚でやると高確率で骨が折れて身の中に残ってしまいます。
とにかくジワーっと、ゆっくり抜くようにするのがコツです。
毛抜きの場合は最高に痛いやつですね。
ジワーっと抜きましょう。ジワーっと。
この中骨を抜く作業ですが、
ひじょーーーーーにめんどくさいです。
、が慣れてくると綺麗に骨が抜けた時の感覚がクセになってきます。
それに中骨を完全に除去することで小さい魚でも大きくて見栄えの良いお刺身にできるので、
時間と根気がある方、毛を抜くのに快感を覚える方には是非オススメです。
…ちなみに、
「中骨」を抜くには、こういった感じの
業務用の「専用骨抜き」があると非常に便利なので、
持っていない方には是非使ってみることをオススメします!!
さて、ここまでできたら汚れや鱗を取るために一瞬(三十秒ほど)塩水で洗います。(塩水処理)
塩水処理をすると身の余分な水分が浸透圧で抜けて美味しくなる効果もある、との噂ですが、真相は不明です。
というか塩水処理の有り、無しで食べ比べたことがないので正直わかりません。
こんな感じで汚れや鱗が浮いてくるので除去しましょう。
まな板にも鱗がいっぱい付いてますのでこの段階でよーーーく洗いましょう。
台所に跳ねた鱗もきれーいにしましょう。
ちゃんと綺麗にしないと次から使わせてもらえなくなっちゃいますからね。
…さて、身もまな板もキッチンも綺麗になったので早速刺身を切り分けて・・・・・・
といいたいところですが、
キッチンペーパーでよーく水気をきったら、
キッチンペーパーに包んでジップロック、そして冷蔵庫にinします。
そして、1-2日放置します。
なぜこんなことをするのか!
せっかくの新鮮な魚が!
さばいてる途中で眠くなっちゃったのか!?
この人でなし!
とお思いの方もいるでしょう。
嘘だと思うかもしれませんが、釣りたてよりも1ー2日経ったほうが魚は美味しくなるのです。
釣りたての魚の身は水分が多いのか、食感もブニョっとしているイメージ。
味も淡白で少し生臭い感が残っています。
しかし、きちんと処理をして1ー2日寝かせることで、身の中の余分な水分が抜け、旨味も増す。というわけなのです。
これがいわゆる熟成といわれるものです。
そして、
冷蔵庫で1ー2日経過後の頂鱒です。
少し縮んだか?
…お刺身の切り出しには、
こんなかんじの「刺身包丁(柳刃)」が一本あると非常に便利です。
刺身包丁(柳刃)は刃渡りが長く、刺身の切り出しに特化した包丁。
使うだけで、お刺身の見た目だけでなく、味も格段にアップするので、
錆びにくいステンレス製:
より切れ味を求める方は鋼製を:
※刃渡り20cm以上のものを選びましょう!!
いい感じに切り分けて、
…完成!!
…うまい!!!
回転寿司のとろサーモンのような脂はありませんが、上品な脂と独特の味わい。
これは「圧倒的鮭感」です。鱒感、トラウト感は微塵も感じさせません。
噛めば噛むほどでてくる身の旨味
例えるならば、「フレッシュな鮭とば 」です。
わかりづらいですね。
酢飯にのっけて、イクラも乗っけて、
親子丼にしても良し!!!
正確にはこのイクラは同じ日に釣れた「ロックトラウト」のタマゴなので他人丼ですが。
トラウトイクラの作り方は以下のリンクから!
ロックトラウトってなんだ!? イワナ×ニジマスのハイブリット!?激レアイクラの調理法も紹介!!
頂鱒(いただき鱒・いただきマス)の食べ方その②『頂鱒のアクアパッツァ』
材料は以下の通り:
・頂鱒の切り身
・あさり
・トマト
・にんにく
・タマネギ
・白ワイン
まずは、
・あさり
・トマト
・にんにく
・タマネギ
・白ワイン
…を深めのフライパンで炒めて…、
火が通ったら、
そこに頂鱒の切り身を入れて…、
…しばらく火を通したら、
白ワインを入れてフライパンにフタをして蒸し焼きにします。
5分ほど蒸し焼きにすれば…、
・
・
・
・
・
『頂鱒のアクアパッツァ』
の出来上がり!!!
アクアパッツァ!
管釣りってなんだ!?的おすすめ魚捌きグッズ
骨抜き:
※4寸「関東型」が取り扱いやすくてオススメです!!!
刺身包丁(柳刃):
錆びにくいステンレス製:
より切れ味を求める方は鋼製を:
※刃渡り20cm以上のものを選びましょう!!
まとめ
…ちなみに今回の頂鱒(いただき鱒・いただきマス)は群馬県の管理釣り場「川場キングダムフィッシング」(通称:KKF)で釣りました。
なんと、KKFは放流されたトラウトのほとんどが頂鱒!!!
さぁ皆様もKKFで頂鱒をゲット!!!
&絶品頂鱒料理にもLet’sチャレンジ!!
料理記事関連リンク
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追記:
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