脳締めってなんだ!?手鉤を使って魚を締めるやり方!刺す位置・道具も大紹介!
…毎度突然ですが、
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「脳…!?締める…!?」
「えっ、こわっ、なんか怖っ!!」
…はてさて、
「脳締め」というのは「お魚の締め方」の一種で、
…お魚の「脳」を狙って締めることで、
「なるべくお魚に苦痛を与えずに締める方法」
…として近年非常に注目されている手法なのです。
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ということで今回は「脳締めってなんだ!?」と題して、
そんな気になる脳締めの効果・方法・道具まで大紹介!!
…これを読めば、あなたも「脳締め」に挑戦してみたくなること間違いなし…!!!
Contents
脳締めの効果・意味は?
…さて、
早速「脳締め」についてお話ししていきたいと思いますが、
…まずは、
はてさて一体「脳締め」とはなんぞや。
…というところから。
「脳締め」
読んで字のごとく
お魚の「脳」を破壊することで、
「締める」=魚の活動を停止させること。
お魚を食べるというのはつまり「命を頂く」ということ。
その為に避けては通れないのが「締める」という行為なのです。
命を頂く訳ですから、なるべくお魚には敬意を払って一気に締める。
…さて、
「締める」ことの大事がわかった上で、お次は
なぜ「脳締め」なのか、について。
「ナイフで血管を断ち切って」だったり、
「ワイヤーで神経締め」だったり、
いろいろな締めか方がある中で、
なぜあえて「脳締め」がピックアップされるのか。
それは「脳締め」をすることで
いちはやく魚の活動を止めることができるからです。
…逆に言えば、
脳締めをしない限りは、
内臓などの下処理をしている間、
ずーっとお魚の体は動き続けているということです。
ずーっと動き続けている、ということはつまり下処理している間のお魚ちゃんは、
…じわじわ~っと弱っていっている、というわけです。
実はこの「じわじわ」
美味しくお魚を食べる上では非常によくない、ことで、
より詳細に言えば…、
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…ということだけは覚えておいて損はないでしょう。
「魚に痛覚はない」とは一般的に言われていますが、
なるべく苦痛なく、短い時間で締めることができならばそれに越したことはないでしょう。
そしてそれに最も適した方法が「脳締め」
脳締めのやり方・刺す位置はここだ!
…さて、「脳締め」の意義がわかったところでお次は
「脳締め」のやり方について!!
「脳締め」
というからにはお魚の「脳」を狙うわけですが、
「肝心のお魚の「脳」ってのはいったいどこにあるんだい…!!!」
…と。
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ココです。(ニジマスの場合)
エラの前の線の上!
エラの頭側の線を真上に伝っていって、
線が無くなった位置の少し上。
ココです。
別角度。
この部分をグリッと刺して、
お魚の目がクルッと廻って、
その後お魚がぐでーっと動かなくなれば
「脳締め」に成功すればお魚の活動は止まるので、
脳締め・血抜きの順番・神経締めとの違いは?
…さて、ここまで「脳締め」についての解説をしてきましたが、
魚捌きがお好きな方の中には一つの疑問が生まれているのではないでしょうか。
…その疑問とは、
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…「脳締め」と「神経締め」ってどう違うの?
ということ。
「神経締め」ってなんだ!?という方はこちらの記事も是非!
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「脳締め」も「神経締め」も魚の動きを停止させる為に行うもの…、
ですがその二つには微妙な違いがあります。
ざっくりとお答えするならば、
「脳締め」=一撃で魚の動き(暴れ)を停止させる。
「神経締め」=魚を締めた後もじわじわと続く痙攣などを停止させる。
先ほど、「脳締め」の説明のなかで、
「脳締め」後は魚は動かないので安心して下処理が出来る…と説明しましたが、
実は「脳締め」をした後も、魚の体ではピクピクと痙攣レベルの動きが続いているのです。
…このピクピクでも、当然「旨味物質」はどんどん消えていってしまうので、
…それを防ぐ為に「神経締め」を行う!
…はてさて、
「脳締め」と「神経締め」の違いが分かると
「脳締め」と「神経締め」ってどっちを先にやったらいいの?」
「順番とかあるの?」
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…コレは結論から言うと
「脳締め」→「神経締め」
①脳締めでお魚の活動(あばれ)を停止させる。
理由は前述の通り。
いち早く動きを止めて美味しくなる物質を消費しない為です。
…その後ダメ押しで、
②神経締めも間髪入れずにやってしまいましょう。
①「脳締め」&②「神経締め」のダブルパンチで
脳や脊髄からの運動信号の伝達を完全にシャットアウト!
さらに、もっともっと美味しくお魚を食べたい!という方は
お魚の身に血が廻らないようにすぐに
「血抜き」もプラスで行うことをおすすめします!
血抜きに関してはこれまた様々な方法がありますが、
釣り場の捌き場で出来てなおかついち早く血を抜く方法として、
「水道の水圧を利用した方法」がオススメです。
やり方はすこしコツがいりますが…
①エラ(の血管)にナイフで切り込みを入れて…、
②尻尾も切る。
③先程切った切れ込みに水道の蛇口の水圧を加えて…
尻尾側の背骨の上から血がピューっと出てくれば血抜きが成功している証拠です。
…こうして血抜きをすることで
背骨の血合い(=腎臓)の血を抜くことができるので、
※上記の捌き業は全て、貧乏釣り部員のお仲間で私の「魚捌きの師匠」でもある「タカさん」から学びました!!より専門的な知識を身につけたい人はタカさんのブログ「タカの管釣り釣行記」へGO!!!
手鉤・アイスピック・ナイフ・ハサミ?脳締めの道具を紹介
「脳締め」のやり方がわかったところで、
最期に「脳締め」に適した道具をどーん、とご紹介!
「脳締め」の道具に関しては、
捌き用のナイフやハサミ
締め用のアイスピック
などなど…
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…小型のお魚であればともかく、
大型のお魚ちゃんは頭の骨も非常に頑丈。
生半可な刃物では逆に刃物の方を痛めてしまいます。
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…ということで、「管釣りってなんだ!?」的
「脳締め」におすすめの道具はコチラ。
※コレももちろん魚捌きの師匠「タカさん」のおすすめ道具です。
…コレは「手鉤(てかぎ)」と呼ばれる道具(ノンコともいう)で、
本来は畳職人などが畳を縫う為に使ったりする道具です。
一見お魚捌きには縁が無いように見える手鉤(てかぎ)ですが…、
太くて持ちやすい「持ち手」
丈夫で鋭い先端の「鉤」部分
貫通力を計算された美しい「曲線フォルム」
…機能美ここに極まれり。
…まさに「脳締め」の為に生み出されたと言っても過言では無い(過言)
…それこそが「手鉤(てかぎ)」というアイテムなのです。
見ての通り、大きさもそこまでかさばらず、コンパクトなので、
「キャッチアンドイート派」の釣り人には
おまけ:脳締めしたニジマスちゃんはお刺身で美味しくいただきました。
…最後におまけ。
今回、
「脳締め」で下処理したニジマスちゃんは、
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きれいに三枚おろしをしたあとに冷蔵庫で3日熟成させて…、
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・・・・・・ということで今回は
「脳締め」ってなんだ!?と題して、
お魚の下処理方のNewスタンダート「脳締め」について大紹介しました!!!
さぁ皆様も手鉤をゲットしてLet’s脳締め!!
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