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エステルラインってなんだ!?トラウト管釣りにおすすめのエステル&リーダーを大紹介!

エステルラインってなんだ!?トラウト管釣りにおすすめのエステル&リーダーを紹介!

トラウト管釣りでエステルラインを使ってみよう!!

みなさんこんにちはユッケです。

 

 

 

 

…毎度突然ですが、

皆さん、「エステル」は使ったことはありますか?

 

 

 

「…エステル?」

 

「ポリエステル?」

 

「…そういえばポリ袋が有料になったよね。」

…なりましたよねー。

 

 

…なんて社会情勢のお話ではなく、

今回は、

管釣りで使う「ライン(糸)」のお話です。

 

 

「エステル」というのは、「エステルライン」のこと。

 

エステルラインとはその名の通り、

「ポリエステル」素材を使用した「ライン(糸)」のことで、

 

ポリエステルの素材の特徴、

「直進性」から、

「キャストの飛距離アップ!!」

「アタリの感度が抜群!!!」

…といった輝かしい謳い文句を引っ提げ、

 

近年

管釣り」や「アジング(アジをルアーで釣る釣法)」等で注目されている素材のラインなのです!!

…しかし、一方で

「強度が弱い?」

「エステルラインはよく切れる?」

「リーダーが必須?」

…等々、初心者には取っつき辛い印象の噂もチラホラ…。

…ということで、今回はそんな管釣りライン界の秘密兵器

「エステルライン」を徹底解剖!!

 

 

…これを読めばあなたも「エステルライン」を使ってみたくなる…!?

…早速いってみよーー!!!

エステルラインの武器は飛距離&高感度!!

さて、まずは、「エステルライン」最大のメリット、

「エステルライン」のイメージその①:

「飛距離UP」&「高感度」について。

エステルラインの素材は前述のとおり「ポリエステル」です。

 

 

「ポリエステル」と言われても、なかなかピンと来ないかもしれませんが、

わかりやすいイメージで伝えるならば

「ジップロック」の袋の素材です。

ジッパー付きの袋。

…なんとなく、

「…厚めのビニール袋の素材かな?」

…くらいに思っておいていただければOKです。

 

 

さて、突然ですが、

頭の中でその「ジップロック」の袋を「横にじわじわと引っ張ってみる」ことを想像してください。

「びよーーーーん」

…と伸びていくイメージありませんか?

 

…「エステル」の素材感はまさにそのイメージ(?)。

…つまり、「ポリエステル」には「ビョーーーンと伸びきる」という特徴があるのです。

 

 

「伸びきる」ので、伸びた素材は元には戻らず。

「伸びた」状態を保持します。

…この「伸びる」「伸びた状態を保持する」という特徴が

「エステルライン」にもそのまま反映されるので…、

 

 

「エステルライン」に水平方向の負荷をかける(横に引っ張る)と…、

「ラインがピーン」と伸びて、

「まっすぐに直進する」ようになるのです。

 

…この「まっすぐに直進しようとする」特徴から得られるメリット

 

キャスト時に

「スプールからラインがよく出る!!」

=キャストの飛距離アップ!!!

 

 

…さらに、

リトリーブ中も、

「水中・空中でラインがピーンと伸びている」ので、

「アタリの感度がアップ!」

 

…に繋がる、というわけですね。…納得。

エステルラインはよく切れる?強度・劣化について

…さて、お次は「エステルライン」のデメリットと呼ばれる特徴。

 

「エステルライン」のイメージその②:

「エステルラインはよく切れる?」

「強度が弱い?」

…について。

 

逆にわかり辛い説もありますが、

イメージをするために、また頭の中でジップロックの袋を想像してみてください。。

 

 

先ほどの説明で、皆さまの頭の中で、

横に引っ張って伸ばされてしまったジップロック

 

一度伸びてしまったたジップロックはポリエステル素材の特徴から

「元のカタチ」に戻ることはありません。

…では、そのジップロックをさらに引っ張るとどうなるでしょうか…?

…そうです。さらに伸びます。

 

ポリエステルの素材の伸張性は想像よりも大きく、

皆さんの想像を超えてかなり伸びます。

引っ張れば、引っ張るほど、ぐんぐん伸びるジップロック…、

上手く引っ張れば元の長さの2倍くらいには伸びます

…しかし、ある一定まで伸びきると…、

ジップロックは「プチっ」と力なくちぎれてしまいます。

 

 

…それもそのはず、ジップロックが伸びているということは

素材がどんどん薄くなっている、ということなので、

ある一定の長さまでのびたところで、引っ張る力に形を保持することができなくなり

「プチっ」と切れてしまう、というわけですね。

…さて、

ここまで「じわじわ」と強く横にひっぱっていたジップロックですが、

 

ここですこし視点を変えて、

もしそのジップロックを両端を別の人で持って、

一気におもいっきりひっぱったり、

ペンチでつまんで引っ張ってみるととどうなるでしょうか。

…そうですね。

「ぶちっ」と一瞬で破けてしまいますね。

このように、ポリエルテルは「じわじわ」とひっぱる力には割と耐えられますが、

「急激」な引っ張り

「ペンチ」などの固いものが擦れる力にはめっぽう弱い、という特徴があります。

…これと同じことが「エステルライン」にも起こるとすれば、

 

釣りをしているときの負荷で「じわじわ」とラインが伸びていき…、

どんどん素材が薄くなる=強度が弱くなっていく。

 

 

伸びたラインは元の長さに戻ることはないので、

「エステルライン」の強度はじわじわ下がっていき、

ある時に力なく「プツッ」と切れる。

…というわけです。

 

 

さらに、「強烈なフッキング」「重いルアーのキャスティング」などで、

「エステルライン」の想定以上の負荷がいっぺんにかかると…、

一気に「プチっ」と切れてしまう…と。

エステルラインにはリーダー必須!オススメの結束法はサージェンスノット!?

…さらにさらに、

「エステルライン」は「固いもの」の擦れにめっぽう弱いので、

もしも、

お魚の「歯」や、水底の「岩」等にラインが擦れたら…、

一発で「ブチっ」。

…というわけですね。

 

 

…そこで、

「エステルライン」のイメージその③

「リーダーが必須?」

に繋がっていくわけですね。

「リーダー」とは、

ラインの先端に別の素材のラインを「継ぎ足す」(結束する)ことで、

強度をアップさせてくれる、という優れもの。

 

 

擦れに弱い「エステルライン」のデメリットを補うためには、

固いものの擦れにとても強い「フロロカーボン」素材

伸び縮みをしてショックを吸収してくれる「ナイロン」素材などがよく採用されます。

「継ぎ足す、ってことはラインを結ぶのか…。」

「正直、ライン同士を結ぶやり方とかよくわかんないんだけど…」

…なんて方もご安心あれ。

 

 

「エステルライン」のリーダーは、魚の「歯」や、リリーサーが触れる範囲

20cm程度あれば十分、とかなり短めでOKなので、

 

短いリーダーを結ぶときにのみ使える、非常に簡単な結束法が採用できるのです。

その名も

「サージェンスノット」。

 

 

「サージェンスノット」ときくとなにやらカッコいい風ですが、

要は「3重のかた結び」です。

 

 

…その方法は非常にカンタン。

「エステルライン」(道糸)

「リーダー」となるラインを重ねて

輪っかを作ってぐるぐるぐる、と三回通して、終わり。

 

図解するとこんな感じ…、

「こんな絵でわかるかっ!!!!」

「いいかげんにしろっ!!このネズミが…!!!!」

…はい、すみません。

 

 

サージェンスノットのもっと詳しい結び方はこちらの動画を参考にしましょう。

管釣り界のレジェンド「伊藤雄大」先生がサージェンスノットの結束法を丁寧に解説してくれています。

実際に「エステルライン」を使ってみよう!!!

…さて、ここまで、

「エステルライン」の特徴(ほぼジップロックの特徴)について解説してきましたが、

「百聞は一見にしかず…」ということで、

…実際に「エステルライン」試してきました!!

 

 

舞台は神奈川県にある管理釣り場「フィッシュオン王禅寺」のサブロー池

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…ということで早速、

まずは、キャストの飛距離から。

 

キャスト…!!!!

…!!!!

…めっっっちゃ飛ぶ!!!!

 

 

体感では、普段よく使っている「ナイロンライン」の1.3~1.5倍の飛距離。

0.5gのスプーンが0.7gのスプーンに感じるくらいの飛距離アップ感です。

 

「フィッシュオン王禅寺」のサブロー池をご存じの方ならば、

0.5gのスプーンを「サブロー池」の林川からキャストして、

池中央の「パイプ」まで届く。

…くらいの飛距離です。

…こいつはすごいや。

 

…さて、お次は「高感度」

 

マイクロスプーンをキャストしたあとは、

ゆっくりリトリーブ。

…すると、

ビビビッ…!!!!

…と鋭いバイトの感覚が手元に伝わります!!!

 

すかさず、フッキング!!!

…ハンパねぇ!!!

 

…噂に違わぬ高感度。

 

 

大げさに例えるならば

「ナイロンライン」での釣りが「ゴム手袋」をはめた状態。

「エステルライン」での釣りは「素手」。

…くらいの感度違いがあります。

しかし、「エステルライン」の使用感に感動し、

調子に乗っていると…、

oh,,,,,

 

なんと、開始3投目にして激しめのライントラブルです。

 

「エステルライン」の直進性は、キャストの飛距離アップの代償として、

スプールからラインが出すぎて「バックラッシュ」してしまう、というリスクを孕んでいるということをすっかり忘れていました。

 

 

しかし、下記2点にさえしっかりと気を付けていればライントラブルは回避できます。

①キャスト時は、ルアー着水と同時に左手でスプールを抑えてサミングする。(ラインを出すぎを抑える)

 

②リールを巻き始める前に必ず、ラインがラインローラーに掛かっていることを確認する。

ラインローラーにラインが掛かっている状態。

…この二つさえ徹底できていればライントラブルはほぼ心配無し!!!

…その後も調子しばらくよく釣果を上げていると…、

ジジジジジジィィィィィィィ・・・・!!!!!

…よし!またヒッt…。

…プツン。

…ありゃま。

 

 

数匹魚を釣り上げ、徐々に「エステルライン」の強度が落ちていたのでしょう。

フッキング時にほとんど抵抗なく、「プツン」とラインが切れてしまいました。

 

この事態を避けるには、

「数匹魚を釣ったら、もしくは大き目の魚とのファイトの後は、

先端から5mほどラインを出して(捨てて)リーダーを組みなおす」

または、

「ちょっと大きめにフッキングしてしまったかな?」

というときも同様に、ダメージを負った(伸びきってしまった)部分のラインを勇気をもって捨てるのが得策です。

 

…というように、

膨大なメリットと裏腹に、

少しの気遣いと手間がかかるのが「エステルライン」という代物。

…しかし、私は非常に気に入りました!!!!
今後マイクロスプーンは「エステルライン」一択です!

おすすめのエステルライン&リーダーはコレだ!!

…最後に、

管釣りってなんだ!?的おすすめの「エステルライン」&リーダーのご紹介!!!

…まず、

おすすめの「エステルライン」はコチラ。

 

YGK の D-PET 0.3号 1.7Lb クリア

 

こちらは私のスプーニングの師匠でお馴染み

貧乏釣り部所属の管釣りトーナメンター「ta氏」

…も太鼓判を押す非常に使いやすい「エステルライン」ライン。

 

 

キャストの飛距離や感度の良さ、

といった「エステルライン」の特徴を残しながらも、

まるで「ナイロンライン」のようなしなやかさで

「エステルライン」初心者でも非常に扱いやすいラインです。

 

 

…上記の実釣で私が使っていたのもこの

YGK の D-PET 0.3号 1.7Lb クリア」。

 

始めにこのラインをおすすめされたときは正直…、

えっ、0.3号 1.7lb(ポンド)って弱すぎじゃない…!?

すぐ切れないかめっちゃ心配…。

…と思いましたが、

使ってみるとすぐに切れるということもなく安心して使用できました。

 

 

 

…さらに、

エステルライン」は他の素材と比較して耐久力が低く、

巻きなおし頻度も高いので、

「200m入り」というのもコスパの面でかなりポイントが高いです。

100mずつ分かれて巻かれているのでわかりやすい。

…さてお次は先端に結束する「リーダー」のおすすめ商品。

 

 

…こちらは定番中の定番。

VARIVAS(バリバス) 製のショックリーダー

「スーパートラウトエリア マスターリミテッド」

フロロカーボン 0.6号 3lb

…です。

 

 

「エステルライン」の高感度の特性を最大限に発揮するには、

やはり伸びの少ない「フロロカーボン」製のリーダーが個人的にはおすすめ

 

0.3号 1.7lbの「エステルライン」あれば、

0.6号 3lbを選ぶのがグッドでしょう。

 

 

「フロロカーボン」の性質として、

「エステルライン」の難敵「摩擦」にもめっぽう強いので、

互いの強さを引き出し、弱さをカバーする抜群の相性…!というわけですね。

 

 

30mでこの値段、と少し割高感はありますが、

一度に使うリーダーの長さを20cm程度と考えると、

30mでもかなりの間もつので、実はお財布にも優しいです。

…ということで今回は管釣りラインの秘密兵器

「エステルライン」について大紹介しました…!!!

 

 

…さぁ皆様もエステルラインを使ってLet’s管釣り!!!

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