ゴールドウルフ633ml【ロデオクラフト】ってなんだ!?インプレ&セッティング
管釣り歴六年目にしてついに手に入れてしまいました…。
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ロデオクラフトのフラグシップロッド
『ゴールドウルフ633ml』
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…ということで今回は、
ロデオクラフトのフラグシップロッド「フォーナインマイスター」シリーズの一角、
Contents
ロデオクラフト「フォーナインマイスター(999.9)」ってなんだ!?
「ゴールドウルフ633ml」
「ゴールドウルフ633ml」は、
ロデオクラフトのフラグシップモデルロッド
「999.9meister(フォーナインマイスター)」シリーズの一角。
「999.9(フォーナインマイスター)」シリーズといえば、
トラキンマイスター獲得経験があるロデオクラフトテスターのシグネイチャーモデルとして発売されている
まさにプロ・トーナメント実践仕様の至高の逸品。
各マイスター毎に冠となる名前(〇〇ウルフの〇〇の部分)が変わっており、
(白狼=ホワイトウルフなら松本幸雄さん、
『maniac’s(マニアックス)』商品ページより引用
『maniac’s(マニアックス)』商品ページより引用
…そして今回の主役「ゴールドウルフ」はといえば…、
「安塚壱也」さんのシグネイチャーモデル。
3:04~映像の中でもゴールドウルフが使われてますねっ!
…続いて、
冠名の後に続く「633ml」の部分ですが、
…これを、
「63」と「3」と「ml」に分けて考えて…、
「63」
=6ft(フィート)3in(インチ)
m法に直すと=1.91m(メートル)
トラウトロッドは大体が
5.7ft〜6.4ftの長さの間で設計されているので
ゴールドウルフ633mlは平均と比べて少し長めなロッド、
そして、
63に続く「3」の部分ですが、
これは「3本継(=3ピース)」ということを表しており…、
「3本継」とは言い換えれば「3ピースロッド」。
ロッドが3ヶ所のパーツに分かれており、
それを繋ぐことで使用するタイプという意味でございます。
…つまり
…コレは一般的な2ピースロッド。
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ハイエンドモデルクラスで「3ピース」を採用するのは割と珍しく、
…一般的に継数を増やすことは、
短く畳めて携帯性が増す=持ち運びに便利
ゴールドウルフ633mlに関していえば、
「3本継」は携帯性向上のためではなく、
扱いやすく、魚がバレにくい、…という「3ピース」だからこそ実現可能な
「ロッドアクションの為」に…、
あえて「3本継」にしているというこだわりっぷりです。
そしてロッド名の最後、「ml」の部分…、
これは
「ml」=ミディアムライト
「ml」はロッドの「硬さ(パワー)」を表す指針で…、
より柔らかい↑
UL(ウルトラライト)
L(ライト)
ML(ミディアムライト)
M(ミディアム)↓より硬い
ml=ミディアムライトの「ゴールドウルフ633ml」は…、
比較的硬め=パワーのあるロッド
…最期に、
ロッドの名前に表記はありませんが、
『ゴールドウルフ633ml』のロッドテーパー
(=ロッドのどの辺から曲がるか)は
「レギュラーテーパー」
レギュラーテーパーというのは
グイーンと胴からしっかり曲がります。
上の画像の通り、先端(ティップ)だけでなく
「ロッドの胴周辺部分からしっかり曲がるタイプ」
のロッドテーパーのこと。
テーパーやロッドの調子については以下の記事が参考になると思いますので、気になる方は是非!
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「ゴールドウルフ633ml」とは…、
=ロデオクラフト製、トラキンマイスター安塚さんのシグネイチャーモデルでちょっと長くて、パワーがあって、3本継で、しっかり曲がるロッド。
「放流狩り」と「ゴールドウルフ633ml」ってなんだ!?
各々、ゴールドウルフ633mlへの理解が深まったところで、
続いては、いよいよ、
そんな「ゴールドウルフ633ml」ちゃんのインプレ。
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まずは「ゴールドウルフ633ml」の
一般的なイメージ・印象
(…というか、実際に使う前に私、ユッケが抱いていたイメージ)
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『ゴールドウルフ633ml』に対する世間のイメージ(独自調べ)
・白い見た目で目立ってカッコいい。
・管釣り大会に出る人ほぼみんな一本はロッドホルダーに刺さってる。
・みんな「放流狩り」の時に使ってる。
・キャストの時にぐいーんと曲がって「よく飛ぶ」。
・よく曲がるので「掛かった魚がバレにくい」。
・いろんなセッティングが出来て「汎用性が高い」。
・キャストの時にぐいーんと曲がってよく飛ぶ。
・よく曲がるので掛かった魚がバレにくい。
・いろんなセッティングが出来て汎用性が高い。
…しかしながら、
キャスト飛距離もバレにくさも、
どちらもラインセッティングによって大きく変わるもの…。
「ゴールドウルフ633ml」のラインセッティング(PE・ナイロン・フロロ・エステル)について
実際に4つの異なるラインセッティング
①「PEライン+フロロカーボンリーダーセッティング」
②「ナイロンラインセッティング」
③「フロロカーボンラインセッティング」
④「エステル(ES2)+フロロカーボンリーダーセッティング」
※リールは全て『21プレッソ2000』で統一しています。
…で『ゴールドウルフ633ml』を使ってみた感想を
①「PEライン+フロロカーボンリーダーセッティング」
まずは、「PEライン+フロロカーボンリーダーセッティング」から。
実際に使用したラインはこちら:
ライン:
リーダー:
…まず前提として、
「PEラインの特徴」は、
・水に浮く
・全く伸びない
・細くて強い(けど擦れに弱い)
・キャストの飛距離が出る
PEラインは引っ張り強度は強い代わりに擦れに弱いので、
先端には擦れに強いフロロカーボンリーダーを結束して使います。
一般的に
PEラインは全く伸びないので、
操作性がよく感度が良い
…代わりに、
魚が掛かった後のランディングが難しい=バレやすい
…キャスト!!!!
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まず第一に、
「キャスト飛距離がすごい。」
…やはり、『ゴールドウルフ633ml』のイメージとPEラインの特徴が相まって、
物凄く気持ちよく、バキューンとルアーがカッとんでいきます。
「アタリ」があった時。
『ゴールドウルフ633ml』はレギュラーテーパーということもあり、
フッキング時にもロッドがぐいーんと曲がり、
アタリがあった後のレスポンス(ロッドを動かしてからルアーに伝達するまでの速度)が
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…これが本当に不思議なのですが、
ぐいーんと曲がる中にもしっかりとブレーキポイント(曲がりが止まって力が伝達するポイント)が存在していて、
①アタリがある
→②フッキングをする
→③ロッドの先端が曲がった後に一瞬ブレーキポイントでググっと力が入る。
→④魚が掛かる。
→⑤掛った後はロッドの胴部分もしっかり曲がる。
おそらく3ピース(3本継ぎ)の形状に秘密があるのだとは思うのですが、
…この、
ぐいーん曲がって、もっちりしているのに、
フッキングの力はしっかり伝わる。
…一見矛盾・二律背反な二つのポイントを両立している、という点に
結論:
②「ナイロンラインセッティング」
実際に使用したラインはこちら:
ライン:
※リーダーは無し。
ナイロンラインの特徴はざっと以下の通り…、
・伸びる
・水にちょっと浮く
・しなやか
先ほどの「PEライン」とは対局にある特徴と言っていいナイロンラインの最大の特徴は、
引っ張ると伸びる(そして離すと戻る)
…そして、この伸縮性がクッションになり、
トラウトのバイト時(アタリ=魚がルアーを咥えたとき)の違和感をなくし、バイトを深くしたり…、
魚が掛かった後に自動で伸び縮みしてくれることで、バレ(フックから魚が外れ)にくくしてくる、というのがナイロンラインのメリットとされていますが…、
…キャスト!!!!
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キャスト飛距離は、PEと比べるとやはり少し劣るか…、(PEラインの時は届いていた、後1~2mが届かない印象)
丁寧にスプーンを巻いてると…。
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「…ブルッ」
ナイロンの伸び分を考慮して、ロッドを傾けた方向に、
グイーっと引き寄せるように少し大きめにアワセを入れてあげると…。
「ググググググッ・・・・」
ナイロンラインのテストをしたのは、
栃木県の管理釣り場「キングフィッシャー」さんでの大会
(トラキン地方予選「GOD & KING of 鉄板 !」)
でしたが、
良く暴れ、バレやすく、ランディングが難しいことでお馴染みの
「キングフィッシャー」のお魚ちゃん相手に、
グッとアタリが来て、
グイーンとアワセて、
グググッと乗ってくれる。
良く曲がる『ゴールドウルフ633ml』×伸びのある『ナイロンライン』
という組み合わせに、
と最初は少し不安でしたが、
スプーン以外、クランクの巻き等でも同じような要領で、
結論:
③「フロロカーボンラインセッティング」
…続いては
「フロロカーボン」ラインセッティングです。
実際に使用したラインはこちら:
ライン:
※リーダーは無し。
フロロラインの特徴は…、
・ちょっと伸びる
・水に沈む
・コシがあって擦れに強い
特に、
「水に沈む」
=ラインの浮力でルアーを浮き上がらせない
=ルアーを沈めて使うときの「操作性が抜群」
…というポイントがフロロラインセッティングの最大のメリットといわれております。
…実は、「フロロ」単体でちゃんと使うのは初めてだったりしますが、
テストの舞台は『発光路の森フィッシングエリア』の大物専用ポンドこと3号池。
…キャスト!!!
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…まずは、キャスト飛距離について。
…これはある程度覚悟していましたが、
ナイロンよりもちょこっと距離が落ちる、といった印象でした。(ナイロンから更に飛距離-1m位というイメージ)
ライン素材そのものにコシがあるので、スプール抜けが悪い、という感じと言えば伝わるでしょうか…。
質が良く細くても強度が出る「VSPフロロ」ラインを使用しているので、
明らかな差となるようなデメリットとは感じませんでした。
ちなみに、
…現在使用しているルアーはロデオクラフトの「ジキルS」
少し、本編の趣旨とは逸れますが、
「ジキル」といえば、いわずとしれた「操作系マニュアルスプーン」の金字塔。
一定に「タダ巻き」をするのではなく、
リール数巻き毎にロッドティップの角度を変えてリトリーブすることで、
スプーンに自然な誘いアクションを入れる必殺『福田巻き』との相性が抜群なことでお馴染み。
ロデオクラフト「ジキル」シリーズのミドルサイズラインナップで、
「福田巻き」ってなんだ!?という方はこちらの動画を参照ください!
そこからゆっくりリトリーブ開始。(フリップは入れない)
リールハンドル3巻き毎に、ロッドの角度を変化させながら、福田巻きを実行。
イメージしたレンジを(今回はボトムの少し上を巻き上げてくるイメージで)引いてくると…、
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ジジジジジジィィィィィィィ・・・・!!!!!(ドラグ音)
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発光路の森フィッシングエリアの3号池は泳いでいる魚のほとんどが大物のみ、の為、
なかなか口を使ってくれない、シビアな大型フィッシュばかりで難しい部類のポンドとされていますが、
…正直
…と実感せずにはいられない性能です。
管釣りのみならず、釣りをする上でもっとも大切と言われている2大要素
「レンジ(層)」×「スピード」
…特に「レンジ」の観点でいえば、
しっかりと水に沈む「フロロライン」の特徴からか、
「ロッドからルアーまで、直線的にラインがつながっていてくれる感覚」
微弱なロッドアクション、ロッド方向の変化をよりダイレクトにルアーに伝えてくれる、
…そんな究極に「マニュアル的」で、狙い通りのイメージを実現できるセッティングこそが
「フロロライン」セッティング。
…もちろん、良い方向だけでなく、
ダメな動きもダイレクトに伝わってしまう、捉え方によってはある意味「遊びの無い」ともいえる性能ですが、
自分の頭で思い浮かべた「レンジ」「スピード」、「水中のルアーの動き」がうまくハマって、狙い通りにアタリを出せたときの達成感は格別。
『ゴールドウルフ633ml』×『フロロライン』セッティング。
結論:
④「エステル(ES2)+フロロカーボンリーダーセッティング」
ラストは「エステルライン」。
実際に使用したラインはこちら:
ライン:
リーダー:
「エステルライン」の特徴は…、
・伸びる(でも伸びっぱなしで戻らない)
・=形状記憶するので「直進性」がある(=キャスト飛距離〇)
・感度がイイ。
エステルラインは、
・感度
・キャスト飛距離
…のバランスに優れるとされていて、
…そしてそんな「エステルライン」の中でも
今回使用しているバリバスの「ES2」というラインは…、
・エステルラインの中でもしなやか(ナイロンラインの使用感に近い)
…そして、「エステルライン」セッティングのテストの舞台は、
トラキントライアル戦の舞台「なら山沼漁場」さん!
…キャスト!!!
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…まずは、キャスト飛距離。
…これは、PEラインに勝るとも劣らない飛距離。
フロロ、ナイロンと比較すると歴然な飛距離なのはもちろんですが、
…もはや、風が吹いているときとかはむしろこちらのほうが飛距離出るか…?
(PEラインは風に弱く、エステルラインは直進性があるので風に比較的強い)
…使うルアーは、まず「スプーン」。
放流の場面も大きめのバイトにも弾くことなく追従してくれ、
…さらに活性が落ち着いた後でも、
しっかりとロッドを通じて手元にアタリの感覚(感度)が出てしっかり掛けにもいける…。
…もちろん「クランクの巻き」にも難なく使えるし、
ボトム系ルアー(シャインライドのボトムモジモジアクション)や
ミノー(ブランキーのデジ巻き)等の操作系のアクションも…、
魚が掛かった後も魚がバレやすい、なんてことは決してなく…、
先端の「フロロリーダー」の効果もあって、アワセ切れによりラインブレイクの心配も無し…。
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…ということで、
『ゴールドウルフ633ml』×『エステルライン』セッティングは、
エステルライン、特に「ES2」の持つ「感度×しなやかさ」のハイブリットの特性も相まって
究極にオールマイティ、すべての要素をバランスよく高次元で実現した、圧倒的ストレスフリーな使い心地…。
結論:
ラインセッティング別使用感まとめ
4セッティング使い分けてみた結果をまとめると以下の通り。
キャスト飛距離:
PE≧エステル>>ナイロン>フロロ
・キャスト飛距離・感度を重視するあなたは…⇒①「PEライン」
・扱いやすさとバレにくさを追求する人は…⇒②「ナイロンライン」
・スプーンを沈めて使うときの操作性を重視する人は…⇒③「フロロライン」
・全体バランス・汎用性をより高めたい人は…⇒④「エステル(ES2)ライン」
個人的には、魚が掛かった後のナイロンラインの安定感(とにかくバレにくい!!!)が
ものすごく気に入ったので、
今のところナイロンラインで、スプーンやクランクの巻きで使用することが多いかな…、
ゴールドウルフ633mlを入手するには…?(予約・購入法等)
「『ゴールドウルフ633ml』欲しいかも…。」
「『ゴールドウルフ633ml』めっちゃ気になるよぉー!」
「ゴールドウルフがいいロッドなのはわかったよ、んで、どうしたら買えるわけ?」
…しかしながら、
『ゴールドウルフ633ml』に限らず、
ロデオクラフトのロッド群は非常に市場競争率が高く、生産も不定期。
汎用性に富み、そのクオリティで多くのアングラーに愛される最高のロッド
『ゴールドウルフ633ml』の唯一の欠点。
…手に入りにくいのが唯一の欠点。
たまたま運良く釣具屋さんで出会うという機会を除けば、
なかなかお目にかかることが出来ない、というのが実状だったりします…。
…ついつい焦って、
高額転売や、詐欺サイト等に手を出してしまわない
為に…、
ロデオクラフトのロッドを確実に手に入れる為のコツ
ロデオクラフトのロッドを手に入れるコツ
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『吉や』
釣具屋さんの発信情報をこまめにチェックすること。
「…そんなことはわかってるよ…。」
こまめに釣具屋さん(特にトラウト専門ショップ)のお店のHP・ブログをチェックし、
気になる商品の告知があれば予約・来店をする…と。
…さらに、
「自分から情報を取りにいくのをついつい忘れちゃう…」
という方は
管釣りショップの「公式ライン登録」が非常にオススメです。
…特に、自由が丘の「troute」さんの公式ライン登録は新製品入荷情報が届くので、
中古出品情報も要チェック…!!!
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…さぁ皆様もゴールドウルフでLet’s管釣り!!
「管釣りってなんだ!?」からのお知らせ
Voicy音声配信:『釣りとテレビと著作権』
・「Voicy」という音声発信メディアさんで配信なるものを始めてみました。(2023年2月~)
…ブログでは語りきれない「釣り」にまつわるあんな話やこんな話をしております…。↑画像をクリック!&よろしければフォローボタンでお気に入り登録お願いいたします!!
公式YouTubeチャンネル:『管釣りってなんだCH』
「管釣りってなんだ!?」のYouTubeチャンネルが開設…!!
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管釣りルアーメーカー×「管釣りってなんだ!?」
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